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JACET Study Group for Literature in Language Education (JACET文学教育研究会第13次プロジェクト)

文学教育研究会10月例会のお知らせ

文学教育研究会の皆

ようやく涼しくなってまいりましたが皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。いつも文学教育研究会にご理解、ご協力を賜り有難うございます。さて、10月例会を以下の要領で開催したいと存じます。皆様、万障お繰り合わせのうえ、ご出席くださいますようご案内申し上げます。
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日時: 2019年10月26日 土曜日 午後2時~午後5時
会場: 同志社大学烏丸キャンパス内、志高館102号
    (地下鉄、烏丸線の今出川下車、北に徒歩約5分程度)

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発表

☆望月 肇 先生(大阪産業大学)
<要旨>
1.『大学初年次学生に対する英語多読多聴Blended Learningの実践』
大学初年次学生を対象とした英語多読授業科目である「Extensive Reading 1,2」を、発表者は20年以上にわたる英語教員生活において初めて担当しました。本発表では、英語多読の歴史や理論背景を概観し、多読に関する多くの素晴らしい授業実践や教育効果のデータを概観した後、近年リリースされた英語多読多聴e-learning教材「read to me」を用いた、大学初年次学生に対する英語多読多聴Blended Learningの教育実践について、ご報告いたします。
2.『国際系学部新設と英語圏協定大学派遣留学プログラム開発ー海外協定大学開拓から学生サポートまでー』大阪産業大学国際学部は、2017年4月に開設され、今年で3年目を迎えました。発表者は2016年4月より国際学部設置準備業務、特に英語圏大学派遣留学プログラムの開発に携わって参りました。本発表では、英語圏協定大学の新規開拓、旅行会社との折衝、「安心安全な留学」を目指した学生への留学サポート体制づくりについて、これまでの経験ならびに今後の課題についてお話しいたします。


☆五十川 敬子 先生(同志社大学)
<要旨>
『機械翻訳にできないことを意識した授業を考える―AIの時代にこそ活用したい文学教材―』
機械翻訳の技術の発達が著しい昨今、外国語学習の意義を問われたらどう答えるべきでしょうか。そして、その考えを踏まえた授業とはどんなものなのでしょうか。我々は、この問いかけを常に念頭に置きつつ学生に向きあうことになります。機械翻訳技術の弱
点として、前後の文(文脈)を考慮しないこと、文章中に現われない常識や意図などを踏まえた翻訳が困難であること(井佐原, 2018)などが挙げられています。文学作品を理解するためには、一文一文をぶつ切りにせず文脈を掴んで理解せねばなりませんし、文章中に現われない常識や行間の意図をくみ取る面白さを学びつつ読み進めるものです。これはまさに機械翻訳が苦手な分野です。従って、文学作品はこれからの時代には格好の教材だと言えます。本発表では、この点を意識した授業活動例を紹介します。試行錯誤しながらの実例ですので、ご一緒に考察が深められればと思います。


☆内藤 満 先生 (京都産業大学)
『授業実践報告:「俳句の英訳を読む」』
<要旨>
通信教育課程のスクーリングで行った授業の報告をします。本研究会では今まで、『古事記』や『源氏物語』など、日本文学の古典で英訳が出版されているものをテキストとした授業の報告を二度させてもらいましたが、今回は俳句の英訳に限定した授業の報告です。最初に、ドナルド・キーン訳『おくのほそ道』から「序章」、「平泉」、「立石寺」の英訳を読み、次に、芭蕉の句から五種類の異なる英訳のある三句を選び読み比べました。さらに、他の芭蕉の句と一茶の句の英訳をいくつか紹介しました。最後に、学生にグループで芭蕉と一茶の句の英訳を作ってもらいました。合間に何回かグループで議論をして発表する時間もとりました。馴染みのある日本の作品を英語で読むことで、英語が学習しやすくなり、興味も持てると思います。また、日本語と英語を比較することで、文化的な違い、文学的な表現などの理解にもつながると思います。

☆例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。

                      
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(連絡事項)

今年度はプロジェクトの途中の年度ですが実践報告をまとめた紀要を発行する予定でした。しかし投稿希望の数が少なかったため、残念ですが今年度の紀要発行は難しいと判断いたしました。

JACET関西支部 文学教育研究会
代表 時岡ゆかり
副代表 赤尾美和
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2019-10-01 : 例会案内 :
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文学教育研究会6月例会のお知らせ

文学教育研究会の皆様

青葉の頃 、皆様にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。いつも文学教育研究会にご理解、ご協力を賜り有難うございます。さて、6月例会を以下の要領で開催したいと存じます。皆様、万障お繰り合わせのうえ、ご出席くださいますようご案内申し上げます。

日時: 2019年6月15日
会場: 同志社大学烏丸キャンパス内、志高館102号
(地下鉄、烏丸線の今出川下車、北に徒歩約5分程度)

●講演
☆ Rob Waring 先生 (ノートルダム清心女子大学)
『The other side of the fence - how graded readers are made』

●発表
☆髙瀬敦子 先生(関西学院大学(非)・岩野英語塾)
『多読/多聴と文法導入、どちらが先?』

☆ Mary O’Sullivan先生(大阪府立 北野高校)
『Using a digital reading program in a Japanese public high school』

☆戸出朋子 先生 (広島修道大学)
『Leveled Readersは如何に主語習得を促すか -―事例基盤習得の見地からのテクスト分析』

☆魚住香子 先生(神戸国際大学)、髙瀬敦子 先生(関西学院大学(非))
『多読による英語力の伸びの違い 質的分析』

☆例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。

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(連絡事項)
今年度はプロジェクトの途中の年度ですが実践報告をまとめた紀要を発行する予定です。執筆を希望する方はお知らせ下さい。
今回からは、日本語での論文も掲載する予定です。ぜひご検討くださるようお願い致します。(ただし、ご執筆をご希望の先生が予定数に満たない場合は、休刊致します。)

JACET関西支部 文学教育研究会
 代表 時岡ゆかり
 副代表 赤尾美和
2019-05-12 : 例会案内 :
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文学教育研究会4月例会

JACET関西支部 文学教育研究会の皆様

会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。いつもJACET関西支部 文学教育研究会にご理解、ご協力を賜り有難うございます。さて、JACET関西支部 文学教育研究4月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。

     日時:2019年4月27/日(土曜日)14時〜17時
      場所:同志社大学烏丸キャンパスSK 10
         (地下鉄烏丸線今出川下車、北に徒歩約5分)

発表

☆牧野眞貴 (近畿大学)
タイトル:リメディアル学生の積極的な授業参加を促す英語指導
要旨:
英語習熟度の低い学生に向けた英語教育,いわゆる英語リメディアル教育を実施する大学は増加の傾向にある。大学によっても異なるが,リメディアル学生の英語力は,中学校の復習が必要なレベルであることが多い。本発表は,そのような英語習熟度の低い学生を対象とした英語授業の実践報告である。英語に苦手意識を持つ学生が積極的に授業参加するよう,クラスの雰囲気作りから英語指導方法まで,授業に様々な工夫を凝らした。教師の従来の指導法を学生に当てはめようとするのではなく,学生が何をどのように学びたいかを考え,熱意をもって授業することで,学生は英語に興味を持ち,積極的に授業参加するようになる。発表では,リメディアル学生の積極的な授業参加を促す英語指導方法について詳細に報告する。

☆Susan E. Jones (神戸女学院大学)、時岡ゆかり(大阪産業大学)、吉村俊子(花園大学)
タイトル:ソボル作ミステリー・シリーズ完結編:ベーシック・アカデミック・ライティングの紹介
(The Final Volume of the Sobol Series: A Basic Introduction to Academic Writing )
要旨:
本発表はソボル作『ミステリーを読んで英語のスキルアップ』シリーズ完結編の教材開発に関する報告である。第1作は速読用のテキストとして開発され、第2作は4技能プラス文法を中心に企画された。第3作目である本テキストはミステリーの謎解きを英語で書く作業の中で、学生たちが英語で表現しやすいようにライティングの基礎であるレトリックの理解から始め、論理的に説得力のある首尾一貫した英文でエッセイが書けることを目指した。今回の発表ではこの完結編テキストをもとに、インプットからアウトプットへの効果的な授業の流れを実践報告も含めて紹介する。

☆松本真治(佛教大学)
タイトル:佛教大学英米学科2019年度新入生(新カリキュラム)を対象とした文学と語学に関する意識調査
要 旨:
文学教育研究会では何度も同じテーマで発表させていただいて恐縮ですが、今回も発表の機会を頂戴し、恐縮至極です。アンケート調査自体は2007年から開始し、2008年よりほぼ同じ形式のアンケート(選択方式+自由記述欄)を使用し、調査は例年、春学期の英米学科1回生必修科目「英語文学論1H」(旧「英米文学入門1H」)の第1回目の授業(4月)で実施しています。今回は2019年度の調査結果を報告する予定ですが、今回の調査には発表者自身が大きな関心を抱いています。というのも、佛教大学では2019年4月から新カリキュラムがはじまり、とりわけ英米学科のカリキュラムは大きく変わるからです。英米学科の母体は1975年開設の英文学科ですので、カリキュラム的にもそしてイメージ的にも旧英文学科を脱することができていませんが、そのイメージを一新すべく、新カリキュラムでは英米学科生が全員2年生秋学期に海外研修に参加することを必修にしました。これまで何度か行われたカリキュラム改編でも文学系の科目は削減してきましたが、新カリキュラムでも文学系の科目はさらに減っています。このような新カリキュラムのもとに入学してくる学生の英米文学に対する意識はどのようなものであるのか、これまでの学生とは異なるのか、そのあたりを中心にお話させていただきます。

(連絡事項)
☆第16次プロジェクトの年度末には、原則として例会でご発表になった「文学教育」に関する実践報告をまとめた紀要第4号を発行する予定でしたが投稿希望本数が少なかったため発行できませんでした。そのため、プロジェクトの途中の年度になりますが
今年の10月を目途に原稿を募集しまして、本数がまとまりましたら来年の3月に発行をしたいと考えています。ぜひご検討くだるようお願い致します。皆様からのご連絡をお待ちしております。

☆例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。
JACET関西支部 文学教育研究会(2019年度より)
代表 時岡ゆかり
副代表 赤尾美和
2019-03-27 : 例会案内 :
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文学教育研究会2月例会のお知らせ

会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。いつも文学教育研究会にご理解、ご協力を賜り有難うございます。
さて、文学教育研究会2月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。

       日時:2019年2月23日(土曜日)14時〜17時
       場所:同志社大学烏丸キャンパス  SK 120
       (地下鉄、烏丸線の今出川下車、北に徒歩約5分程度)

ご発表:
☆ 田中 敦子 (関西外国語大学非常勤講師)
タイトル:「学生の心を豊かにするための授業とは」
要旨:                     
 文学専門の学部のない外国語大学において、英文学はどれほど学生の心を豊かにするのだろうか。それを知るために、ここ数年、イギリス文学史の授業において、こちらの聞きたい項目を学生がコメントする、小レポートを課している。発表者が勤務している大学の授業体制では、4月から7月の春学期、9月から12月の秋学期、週2回の授業が春と秋の各学期で終了する。こちらの注意が行き届くのか、大抵、春より秋のコメント内容の方が充実している。今回の発表では、2017年度秋学期と2018年度秋学期のレポート内容を比較する。2018年度秋学期の提出枚数は、2017年度の約半分の枚数だったにもかかわらず、学生自身の言葉による、人間性関連のコメントが多かったのは嬉しい限りである。90分の授業では何もかも出来ないのだが、少数精鋭のクラスに向かって一歩前進できたのではないかと考える。本発表において、諸先生方の貴重なご助言をいただけたら幸いである。

☆ 工藤 多恵(関西学院大学) 杉村 寛子(大阪電気通信大学)
タイトル:「文学テクストの発展的な解釈を促すグループ・ディスカッションのあり方を探る
       〜ボイスレコーダーによる録音スクリプトの分析を通して〜」
要旨:
 事実に基づく論説文では、事実発問に対する正解は概ねひとつであり、読者の情報の理解に曖昧さが生じることはほとんどないが、文学テクストは、読み進められてゆく過程で、読者に多様な「解釈」をもたらすため (Gajdusek, 1988)、唯一正しい解釈(情報の理解)など存在しないと言える。発表者たちはこのような文学テクストの特性に着目し、リーディングの授業で“Cat in the Rain”(Hemingway, 1925)や“The Fun They Had”(Asimov, 1951)などの文学テクストを用い、学習者がテクストから解答を探すだけでなく、読みとった情報と情報を統合して内容を理解したり、情報を自分の知識や経験に基づいて解釈できるような問いを事前課題として設けた。その上で、他者の視点に触れ、より深い思考が促されるようにグループ・ディスカッションを中心とした授業を2015年度から半期に1度取り入れてきた。
 学習者からはこれらの取り組みに対し、肯定的なフィードバックは得られたものの、グループ・ディスカッションが建設的かつ発展的な議論となっているのか、その詳細を追うことはできなかった。そこで、2017年度の授業では、グループ・ディスカッションをボイスレコーダーで録音し、スクリプト化した発言をHanauer (2001)に基づいてカテゴリー別に分け、ディスカッションの内容を検討した。その結果、情報共有にとどまっている発言が少なからずあること、また、他者の意見に同調する発言が多く、発表者たちの期待する批判的な思考につながる反論が少ないことがわかった。
 そこで、前述の結果をふまえ、2018年度は、事前課題(ワークシート)とディスカッションの進め方を変更し、2017年度と同様にグループ・ディスカッションの様子をボイスレコーダーで録音した。本発表では、まず、文学テクストの特性と授業での取り扱いかたについて簡単に説明する。その後で、2017年度と2018年度のグループ・ディスカッションの分析を比較し、文学を教材として用い、批判的な思考や議論につなげるためのポイントや問題点について考察する。

☆ 奥村真紀(京都教育大学)
タイトル:「Roald Dahlを原文で読む」
要旨:
 本発表では、Roald DahlのCharlie and the Chocolate Factoryを使った授業の実践報告をします。この作品は、2005年にティム・バートンによって製作された映画がよく知られており、受講生の中には映画を見ていた学生もいましたが、原作を読んだことがある学生はほとんどいませんでした。授業は学生の発表を中心とし、予習の際には翻訳の使用を認めましたが、全訳は求めず、Dahl独特のシャレや言い回しを英語で楽しむことに留意しました。また授業全体を通して、ストーリーを楽しみながら、英語のリズムや表現の面白さを知ることで、英語に対する感性を高めることを目指しました。この授業の報告を通して、成果と今後の課題を探りたいと思います。

(連絡事項)
☆第16次プロジェクトの年度末には、原則として例会でご発表になった「文学教育」に関する実践報告をまとめた紀要第4号を発行する予定です。ぜひご検討くださるようお願い致します。皆様からのご連絡をお待ちしております。
☆例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。

JACET関西支部文学教育研究会
代表 吉村俊子
副代表 時岡ゆかり
2019-01-23 : 例会案内 :
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文学教育研究会12月例会のお知らせ

文学教育研究会の皆様

寒くなってまいりましたが、会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。いつも文学教育研究会にご理解、ご協力を賜り有難うございます。さて、文学教育研究会12月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。

                                 記
             日時:2018年12月8日(土曜日)14時〜17時
             場所: 同志社大学、今出川キャンパス:良心館411(RY411)
             (地下鉄、烏丸線の今出川下車)
             いつもの烏丸キャンパスとは異なりますのでご注意ください。今出川駅を上がってすぐのキャンパスです

ご発表:
☆児玉恵太先生(非常勤講師@名城大学、中京大学、南山大学)
【文学的教材を用いた授業における単語学習法の違いによる語彙習得の効果】


 本発表の目的は文学的教材を授業で用いて、どのような単語学習が語彙習得に有効かを実証的に検証することである。一般に語彙の習得には意図的と付随的な学習方法があるが、これらの効果に関して、文学的教材を通じて比較した実証研究は私の知る限り今のところ見られない、というのが本研究の背景である。本研究では計87名の大学生を対象に2つの実験群と統制群とに分けて、それぞれの単語学習法の違いによる習得の違いを調べた。教材には “Snow Falling on Cedars” (Pearson) Graded Reader Series Level 6を使用した。実験群A(37名)は意図的に単語のアクティビティを用いて指導を行い語彙習得の効果を調べた。実験群B(24名)は単語学習を一切行わず、小説の内容理解に関するアクティビティを用いた指導を行い、小説のインプットを通じて、どの程度まで付随的語彙学習が見られるかを調べた。統制群(26名)に対して授業は行わず、実験群に対する比較対象として、事前・事後・遅延テストの単語テストのみを実施した。実験の手順は、実験群A・B・Cに対して事前・事後・遅延で単語テストを実施して得点の平均点をANOVAで統計的に有意差検定を行った。結果から、まず、テスト回における比較では、事前・事後テストに有意差があり、事後テストと遅延テストにおいて有意差は見られず、事前テストと遅延テストに有意差が見られた。次に、被験者間における教授法における比較では、実験群A及びBと統制群の間に有意差が見られた。また、実験群A> B> Cの順に交互作用が有意に見られた。次に、平均点の伸び率を見ると、事前・事後においては実験群Aが最も得点の伸びが高く、次いで実験群Bの順であることが分かった。統制群には事前・事後・遅延テストにおいて、いずれも有意差は見られなかった。さらに、被験者内においては、意図的な単語のアクティビティを用いた実験群Aに最も高い効果が見られ、次いで、付随的語彙学習を行った実験群Bにも得点の伸びに有意差があることが明らかになった。また、実験群A及びBに事後テストと遅延テストの間に有意差は見られず、両実験群ともに覚えた単語を4週間保持していたことが分かった。加えて、本研究では、有意差のあった実験群A及びBにおける目標単語の得点を品詞別及びフレーズに分けて割合を比較検討した。その結果、実験群Aは名詞の得点が最も高く、次いでフレーズ、形容詞、副詞、動詞の順であることが分かった。実験群Bでは、形容詞が最も高く、次いで動詞、副詞、名詞、フレーズの順であったことが分かった。本発表では、これらの結果を踏まえた上で、文学的教材に適した効果的な単語学習方法の可能性について検討していきたい。


☆ 浅野享三 先生(南山大学外国語学部)
「Readers Theatreによる身体等表現がテキスト読解を促進する場合」
― “Cat in the Rain”, “The First Day of School”, “The Unicorn in the Garden”-

 
 主として文学テキストを学生と共にReaders Theatreの手法で読み解き,音読を鑑賞し,互いに批評するという授業(「Reading」や「Presentation」)をここ数年に渡り継続している。授業には日本語を使用しているが,学生の施す和訳が英文の意味を伝えきれていないと思われる場面が,稀ではなく少なからずある。テキスト和訳を通して学生の理解や解釈を確認しようと試みるとき,和訳に加えてテキスト読解内容を身体で表現させる方法や,教室内でテキストに描かれるシーンを複数名で検証させたり,またイラストや図示を利用してテキスト理解度を高めるなどのアプローチを積極的に取り入れている。今回はHemingway, E., Saroyan, W. そしてThurber, J.らの短編からその事例を紹介する予定である。


☆西納春雄 先生(同志社大学)
「CALLのこれまでと今後:英語教育との接点を求めて」


オープンリールテープレコーダー、ソノシートの時代から始まり、コンパクトカセット、MD、CDそしてコンピュータ、インターネット、DVD、スマートフォン、AIの時代へと、英語教育はその当時に利用可能な音声・映像・情報機器・サービスと手に手を取って進んできた感があります。今回は、その歴史を振り返りつつ、今後英語教育がどのように変わっていくのか、あるいは変わらないのかを考えてみたいと思います。お話の多くは個人的な述懐になるかもしれませんが、皆さんとの自由な話し合いの中で、できるだけ文学教材を取り上げて、英語教育に活かすための今後の方策を模索できればと思います。

(連絡事項)
☆第16次プロジェクトの年度末には、原則として例会でご発表になった「文学教育」に関する実践報告をまとめた紀要第4号を発行する予定です。ぜひご検討くださるようお願い致します。皆様からのご連絡をお待ちしております。

☆例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。

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代表 吉村俊子
副代表 時岡ゆかり
2018-11-14 : 例会案内 :
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文学教育研究会ブログへようこそ。本研究会では年に5回、同志社大学今出川キャンパスにて例会を開催しております。ご関心のある先生方はぜひご参加ください。

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