JACET Study Group for Literature in Language Education (JACET文学教育研究会第13次プロジェクト)

3月例会のお知らせ

文学教育研究会の皆様

近年にない厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
さて、文学教育研究会2月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上
ご出席くださいますようお願い申し上げます。

   
  日時:2011年3月5日(土曜日)14時半~17時
  場所:同志社大学今出川キャンパス
     神学館:地下1教室 http://www.doshisha.ac.jp/access/ima_campus.html     

ご発表:
 
☆ 杉村寛子先生  (岡山県立大学)
   『文学教育の可能性を探る――ブッククラブからリーディング・ネットワークの構築に向けて』

「本発表は、勤務校におけるブッククラブの活動内容を報告し、文学教育の意義をあらためて問うものである。
 若者の文学離れはますます進み、研究者の端くれとして地味ながら文学と向き合ってきた者にとって、この
状況は憂慮すべき事態に思える(これが杞憂にすぎないのであればよいが)。そこで、文学を通して涵養できる
力とは何か、また文学を専門としない学生にとって文学にふれる意義はどこにあるか等、文学教育のポテンシャル
を再考し、文学部のない本学で、学生とともに19世紀を中心とした英米(短編)小説(翻訳)を読んでみようと、
「ブッククラブ」を結成、2009年度後期より活動をスタートさせた。文学を 専門としない理系の学生を対象とするため、明確な着眼点を提示する必要があると考え、印象批評的な方法論はとらず、語り、シンボルやイメージなどテクスト上に現れたものだけに注目し、分析を試みるアプローチを取り入れ、実際に作品に向かわせた。本発表では、この読書会における活動 を紹介することで、その成果の一端を伝えることができればと思う。」

  
☆ 田中敦子先生 (関西外国語大学)
『英文学史クラスの活性化――シラバスに書けない授業の実践――』

「近年、大学の英語教育において、原典の精読は難解すぎることもあって敬遠される傾向にある。さらに、原典を使う授業では学生が翻訳を読むだけで終わってしまうという問題も指摘される。しかし、文学作品は文化や歴史の理解の基盤を提供するものであり、学生の知的好奇心を高める大きな可能性を持っている。本発表では、ヴィクトリア朝を代表する中編小説を、実際に原典で読み切った授業の実践報告を行いたい。英語は確かに難しく、学生によっては途方に暮れることもあったが、グループワークを中心にした取り組みと、翻訳の参照を許可しつつも丁寧に原文を読んだことにより、学生は概して授業に意欲的に取り組み、歴史や社会文化についてリサーチし、内容について深いディスカッションを行った。単なる訳読ではなく、原典を味読する授業の可能性について考察してみたい。」


☆ Susanna Pavloska先生 (同志社大学)
『Young Adult Literature as a Genre』

「At its best, Young Adult Literature (henceforth, YAL) can be seen as not merely being simplified or bowdlerized versions of literary works written for adult readers, and can be characterized as a literary genre generated by a group of writers who produce works only or mainly in the genre, and having its own corpus of “canonical” texts, and even its own literary prizes, such as The John Newbery Medal.

In this preliminary study, I will discuss the following points:
・The extent of the genre, its canon, and its major authors
・Statistically, how vocabulary of YAL differs from that of“standard”literary texts
・Recurring themes or preoccupations in YAL that make it especially relevant to students of college age.

Finally, drawing on two semesters’ experience teaching Lois Lowry’s YA novel, The Giver (1993), I would like to describe college students’ experience reading a work of YAL propose that YAL is a promising potential source of texts for teachers interested in using literature in the English classroom.」


例会後は、いつものように懇親会を予定しております。ぜひご参加ください。
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2011-03-01 : 例会案内 :
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文学教育研究会ブログへようこそ。本研究会では年に5回、同志社大学今出川キャンパスにて例会を開催しております。ご関心のある先生方はぜひご参加ください。

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