JACET Study Group for Literature in Language Education (JACET文学教育研究会第13次プロジェクト)

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文学教育研究会6月例会のお知らせ

文学教育研究会の皆様

あっというまに初夏の暑さかと思わせるような季節となりましたが、皆様如何お過ごしでしょうか。さて、文学教育研究会6月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上ご出席くださいますようお願い申し上げます。

                               記
日時:2015年6月13日(土曜日)14時〜17時
場所:同志社大学烏丸キャンパス志高館 SK103号室

ご発表:
2:00 – 2:30 多読を成功に導く指導法  髙瀬敦子先生(関西大学非) 
2:35 – 3:05 多読初期に大切なこと-易しい本を大量に-赤尾美和先生(近畿大学非)
3:10 – 3:40 多読における和訳の影響  桜井延子先生(京都産業大学)
3:40 – 3:50 休憩
3:50 – 4:20 Graded Readersの功罪―簡約版で読むFrankenstein―魚住香子先生(神戸国際大学)
4:25 – 4:55 英語母語話者向け絵本にみられる直示性:英語学習に対するその効用 大槻きょう子先生(関西大学非)

アブストラクト
多読を成功に導く指導法(髙瀬敦子先生)
 多読を成功に導くには、ハード面(多読本購入および管理)を揃えると同時にソフト面(指導法)における工夫を行い、これまでの授業方法とは違ったアプローチが必要不可欠である。最近、多読の効果が全国的に報告され始めて、全国で多読が急速に広まりつつある。ところが、図書を購入して多読を導入してみたものの、学生が余り本を読まない、読んでいるが成績が伸びない、単位を取得すればそれで終わり誰も多読を続けない、等の悩みをよく聞く。具体的な指導法を、教師の役割及び評価方法を中心に紹介する。

多読初期に大切なこと-易しい本を大量に-(赤尾美和先生)
4年間にわたる再履修クラスにおける多読授業(半期・週1回)の実践を報告する。多読前・多読後に英語力向上を測る手段として、EPER(Edinburgh Project on Extensive Reading) Placement/Progress Test(PPT)(クローズテスト)を実施し、スコアが著しく伸びた学生と、スコアが下がった学生を数名ずつ取り上げる。そして彼らがどのような本をどれだけ、どのように読んだのか(語数・冊数・本のシリーズ・難易度)を調べ、スコアとの関連性を探った。その結果、多読初期には、背伸びせず易しい本を大量に読むことが有効だということが明らかになった。

多読における和訳の影響(桜井 延子先生)
 英文を日本語に訳しながら読むことが、多読プログラムにおける読書量や多読図書の内容理解度、多読スピードに与える影響について発表する。英語多読学習法では、易しい英語の本をたくさん読むことが求められるが、grammar -translation methodが根強く残る日本で教育を受けてきた学習者の中には、多読中も習慣的に訳読式読み方をしている者がいると考えられる。この点に着目して行った重回帰分析や相関検定、一元配置の分散分析の結果を報告する。

Graded readersの功罪―簡約版で読むFrankenstein―(魚住香子先生)
19世紀前半に書かれたMary ShelleyのFrankensteinは、多読で活用されるGraded Readers (GR) の簡約版 (simplified versions) に題材として最もよく使われている古典小説のひとつである。簡約には使用語彙や文法の制限、さらに原作の骨子を変えないという制約が伴うが、そのような制約のもと、各GRはどのような工夫を施して原作の持ち味を生かして(または殺いで)いるのだろうか。Macmillan、Oxford、そしてPenguinシリーズを中心に、7つのGRを、全体の構成、登場人物の描写、テンポとめりはりについて比較・考察し、多読用図書としての簡約版GRの意義について考えてみたい。

英語母語話者向け絵本にみられる直示性:英語学習に対するその効用(大槻きょう子先生)
多読学習の効果は読みの流暢さ、語彙など様々な観点から確認されてきたが、その題材となる多読のテキスト自体はあまり分析されていない。本発表では多読初期に重宝され、学習者に絶大な人気を誇るOxford Reading Treeシリーズにおける直示表現の分析を試みる。特にI, youなどの人称直示、come, goなどの動詞に見られる場所直示に着目し、文科省検定教科書に見られる直示表現との違いを報告し、言語学習におけるコンテクストの多用の影響を考察する。最後に英語による認知の仕方を体得できることは多読学習のもつ大きな強みと言えるのではないかと提案する。
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2015-05-25 : 例会案内 :
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文学教育研究会ブログへようこそ。本研究会では年に5回、同志社大学今出川キャンパスにて例会を開催しております。ご関心のある先生方はぜひご参加ください。

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