JACET Study Group for Literature in Language Education (JACET文学教育研究会第13次プロジェクト)

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文学教育研究会4月例会のお知らせ

新年度を迎え,先生方には大変お忙しくお過ごしのことと存じます。さて、文学教育研究会4月例会を以下の要領で開きたいと存じますので、万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますようお願い申し上げます。


 日時: 4月27日(土)14時~17時
 場所: 同志社大学今出川校地(烏丸キャンパス)志高館3階資料室4(クリックしていただくと地図が出ます)
  

ご発表:

☆安田優先生(北陸大学)
『短編小説と映画を活用した英語発信力向上の試み~プロジェクト授業の導入授業として』
 本発表はメキシコ系アメリカ人作家サンドラ・シスネロスのThe House on Mango Streetの一篇“My Name”と映画作品を用いた授業の実践報告である。プロジェクト授業の導入授業として取り入れたものである。短編については、女の子が主人公/一人称の語り手であり、学生が共感しやすい。平易な英語で描かれており初級学習者でも対応できる。他方、ジェンダー問題や家父長制度など学生の知的好奇心を刺激する内容も含まれる。導入としての「名前」についての議論→テキスト読解後の解釈・議論→外部資料を用いたさらなる発展的議論と、知的で活発な議論を導きやすい素材である。映画作品についても身近ではあり、学生が関心を持ち議論できるものを選択した。これらの素材も活用し、後に取り組む個々の学生プロジェクトの一助となるようにした。文学作品も映画も知的議論を喚起するのに最適な素材である。これらを活用することで実践に直結する学生の英語発信力を向上させられるのである。


☆橋本登代子先生 (同志社大学神学研究科後期過程在籍)
『文学作品が内包する聖書からの影響をどう説明するか―カーライルの『衣服哲学』を中心に』
 英米文学作品をテクストとして取り上げると、テーマであれ、構成案であれ、寓意的表現であれ聖書からの影響を読み取る場合が多い。本発表ではトマス・カーライルの『衣服哲学』、エミリ・ブロンテの『嵐が丘』、ヘンリー・フィールディングの『トム・ジョーンズ』、ジェイン・オースティンの『高慢と偏見』などを例にあげて、聖書を重要な参考文献として説明するためには、講義においてどのような配慮が必要かを過去の経験に照らして説明する。発表者が過去に文学教育に携わった関西外国大学、同志社大学(Writing Course)、神戸女学院大学における講義内の事例を紹介する。発表内の要旨は下記の通りである。

1. 聖書からの暗示がテーマに関係する場合、
2. 聖書から構成案を学んだと思われる場合、
3. 聖書における寓意やシンボルを使っている場合、
4. まとめ―カーライルは聖書をどう読んでいるか。


ご講演: 
☆福屋利信先生(山口大学)
『大衆音楽がジーンズの持ち込んだ精神性』
ジーンズは、労働者の作業着として生まれたが、1950年代、ジェームス・ディーンが映画の銀幕にそれを持ちこんだとき、中産階層の若者の「理由なき反抗」のシンボルに孵化した。そして、1960年代、ボブ・ディランがジーンズを履いてステージに立ったとき、それはカウンターカルチャーの若者たちの「理由づけられた反抗」のシンボルに羽化した。これは、機能性ゆえに一般化したジーンズが精神性を身に纏い、「労働者」という衣服という記号論から「反体制的若者」という記号論に変化したのだと言える。このジーンズが1970年代以降、衣服の記号論を払拭し、誰もが気軽に身につけられるカジュアルなファッションになっていった過程を、アメリカの大衆音楽史との関係性において、話させていただく。

参考文献:
福屋利信『ビートルズ都市論』(幻冬舎新書、2010)
Toshinobu FUKUYA. The Beatles’ Untold Tokyo Story. Amazon Kindle, 2011.
福屋利信『ロックンロールからロックへ』(近代文藝社、2012)
公式ウェブサイト http://www.t-fukuya.net

(連絡事項)
会員の皆様から、「研究発表」、「実践報告」等、文学教育に関するご発表を募っています。お気軽にご連絡ください。なお、この第13次プロジェクトの年度末には、原則として例会でご発表になった「文学教育」に関する実践報告をまとめた紀要第4号を発行する予定です。ぜひご検討くださるようお願い致します。

*例会後は、いつものように懇親会を予定しております。こちらも是非ご参加ください。今年からは、烏丸今出川西南角にある「芙蓉園」を予定しております。中華料理のコースで飲み放題つき3000円です。

*今年度からの2年間は代表を吉村俊子、副代表を石本哲子先生が務めることになりました。今年度も、前年度と同様、会員の皆様からのご協力とご指導を賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

吉村俊子

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2013-04-03 : 例会案内 :
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Author:bungakukyouiku
文学教育研究会ブログへようこそ。本研究会では年に5回、同志社大学今出川キャンパスにて例会を開催しております。ご関心のある先生方はぜひご参加ください。

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