JACET Study Group for Literature in Language Education (JACET文学教育研究会第13次プロジェクト)

文学教育研究会10月例会のお知らせ

10月例会の教室が確定しましたので、以下にお知らせ致します。例会には万障お繰り合わせの上、ご出席下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
                     
日時: 2013年10月19日(土曜日) 14時~17時
場所:同志社大学烏丸キャンパス、志高館:SK102教室"同志社大学烏丸キャンパス、志高館:SK102教室

ご発表 
☆ 竹間優美子 先生(関西外国語・立命館大学嘱託講師)
  『教育現場の英文学概論と英文学史-文化研究ワークショップの導入』

 本を読まない世代、と呼ばれるようになって久しいが、本当に今の若者たちは英文学の学びに何らの魅力も見出さないのだろうか。「英文学概論」と「英文学史」の授業では、毎回授業の前半を、口承文学、聖書、ギリシア神話などといった、英文学理解に欠かすことのできない源流でありながらも、アジアの学生が普段あまり触れる機会のない西欧文化を構築する文献を実際に読んでいくワークショップを導入することで、ともすれば学生に敬遠されがちな英文学の理解に大きな効果をあげることができている。また難解な古典作品も、パワーポイントを効果的に導入することで、その豊かな言語芸術世界の理解を深めることができる。文学とは何か。現代の学生とはいえども、文学というものの正体を知れば、また、その定義自体が驚くほど豊かで多様なものを含むことを知れば、学生たちはその魅力のとりことなる。英語を学ぶ学生にとって、これらの授業が、言語世界の深みとダイナミズム、豊かな人間の言葉と歴史のつながりを学び、時代と自分自身を考えるひとつの扉となれるようなメニュー構成を心掛けている。

☆ 横山三鶴 先生(同志社大学嘱託講師)
  『文学作品を教室で読むこと―Alice’s Adventures in Wonderland とAn Ideal Husbandを例に―』

テーマ:英語専攻以外の学生を対象とした授業で、文学作品をどのようにテキストとして取り上げることができるか。
要旨:今回の発表では、実際に授業で扱ったAlice’s Adventures in Wonderland とAn Ideal Husband (映画のシナリオ版)を例に、授業の進め方や学生の反応について、具体的に報告する。
 ストーリー性のある文学作品をテキストにすることは、学生の多読・速読への意識を高めることができる。半期で1作品を読み通すという目標を掲げて毎週一定量の文章を読み続けることで、「読む」習慣が身に着き、自然と読むスピードも上がるので、学生は自分の中での変化を実感し、読み終わったときの満足感を得られる。そこで、先が読みたくなるテキストとして、作品の持つ「ストーリー」の力と「会話」の面白さがポイントになる。
 「ストーリー」という点で、『アリス』は学生を十分引きつけるし、常に新たな発見が期待できる。「会話」という点で、『理想の結婚』のシナリオは気の利いた言葉のやりとりを存分に楽しめる作品である。1冊のテキストを読むことで、学生がどのように興味を拡げたか、期末小レポートの内容も紹介したい。

☆ 藤岡千伊奈 先生(流通科学大学)
  『三島文学を英語で読む―短編小説“Swaddling Clothes”を用いた精読授業―』
   An Intensive Reading Class Using Yukio Mishima’s Short Story.

 本発表は、現代日本文学の英訳版を活用したリーディング授業の実践報告である。未だ国内外で高い評価を受けている数少ない日本人作家である三島由紀夫の短編小説を選択した。コンテント・ベーストの精読授業で、学習者の総合的なリーディング力・内容理解・共感・批判的思考力の向上を目指した。現代日本文学を使うメリットに加え、三島作品を選択した理由、実際の授業の進め方、使用したタスク及び学生の作品例・反応を紹介する。

(連絡事項)
1)会員の皆様から、「研究発表」、「実践報告」等、文学教育に関するご発表を募っています。代表・副代表まで、ご希望の時期などお気軽にご連絡ください。

2)なお、第13次プロジェクトの年度末には、原則として例会でご発表になった「文学教育」に関する実践報告をまとめた紀要第4号を発行する予定です。今回からは、日本語での論文も掲載する予定です。ぜひご検討くださるようお願い致します。(ご執筆の原稿はA4判10枚以内で、印刷代金は個人負担となります。ただし、ご執筆希望の先生が予定数に満たない場合は、休刊致します。)
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2013-10-07 : 例会案内 :
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文学教育研究会ブログへようこそ。本研究会では年に5回、同志社大学今出川キャンパスにて例会を開催しております。ご関心のある先生方はぜひご参加ください。

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